債券型のヘッジファンドの意外なリスク
2007 / 06 / 27 ( Wed ) 「債券型のヘッジファンドの意外なリスク」
![]() ◇米国金利の急上昇 2007年6月に、米国の金利(10年国債)が急上昇する局面がありました。 金利は、一時5.3%あたりまで上昇しています。 この上昇で、債券型ヘッジファンドの一部が、かなりのダメージを受けたようです。 債券は、一般的には安全だと思われていますが、金利(利回り)が急上昇しますと、価格は下落します。 レバレッジをかけるような感じだったり、極端に高利回り債に集中投資するような場合、予想外のダメージを受けることになります。 あのLTCMも、債券に投資するタイプでした。 ◇タイプにより異なるヘッジファンドのリスク 一方で、債券に投資するヘッジファンドがダメージを受けたからと言っても、すべてのヘッジファンドがダメージを受けたわけではありません。 こうした荒れ模様で利益を出すタイプもあります。 FRBの金融政策をみますと、賃金上昇のもとでのインフレ圧力を緩和するために、さらに金利を引き上げることは十分考えられましたので、これに備えたヘッジファンドの選択を行えば良いわけです。 ◇米国イールドカーブのフラット化 現在は、短期金利と長期金利の差が非常に小さい状況が続き、今後これが正常化へと向かう中で、どのような変化が市場に起きるのかという点に、関心が寄せられています。 通常は、長期の貸し出しの方が、その分リスクプレミアムもあることから、長期の方が、その分金利は高くなるはずなのです。 これが正常化する場合、長期金利は上昇することになりますが、米国の長期金利が上昇しますと、新興国の株価下落や債券価格下落など、かなり大きな影響がでるものと思われます。 もちろん、先進国の株式市場なども調整するはずです。 そして、こうした正常化を先延ばしにしているのが、日銀による超低金利の維持で、世界に過剰流動性を供給することで、調整が起きるのを先延ばしにしているわけです。 ◇福井総裁は利上げ消極派に転換か こうした綱渡り状態のもとで、日銀の福井総裁は、最近、利上げに関する発言を急速に転換しています。 日銀が利上げをして過剰流動性を絞ると、何が起きるかわからないという状況を、さすがに危惧しているのでしょう。 かくして、一時的には、また米国などのクラッシュが先延ばしされたことになりますが、限界はありますので、日銀も結局は、いつまでも同じことを続けられないでしょう。 かくして、債券に投資するタイプのものは、しばしばリスクにさらされる局面です。 ☆まぐまぐメルマガ「海外ヘッジファンド投資入門」 毎週土曜日 配信の登録無料です。 ☆欧米系ヘッジファンド購入情報の無料サポート(ご相談無料) ☆まぐまぐメルマガ「海外ヘッジファンド投資入門」バックナンバー 『誤解の多いヘッジファンド投資(海外口座は不要)』2006.11.30. 『資産対策の意味』 2006.12.09. 『FRBとヘッジファンドの選択』 2006.12.16. 『ヘッジファンド選択の誤解』 2006.12.23. 『なぜヘッジファンドか?』 2006.12.30. 『ヘッジファンドの最低投資額』 2007.1.06. 『手堅いファンドは・・・』 2007.1.13. 『ヘッジファンド購入法の誤解』 2007.1.20. 『コンピューター自動売買システムとは・・・』 2007.1.27. 『海外投資と為替レート』 2007.2.03. ☆元経済記者のFP会社 にこたま投資コンシェルジュ (東京・二子玉川) (海外ヘッジファンド購入情報の無料サポート) |
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